八丈島3題

離島でスケッチができる・・・という機会はそうあるものではない。
今回は別の楽しみがあってこの島を訪れることになった。

前もって宅急便で送っておいた画材を宿で受け取り 到着した日はめぼしい観光スポットを
案内してもらい 翌日レンタカーを借りてスケッチポイントを探した。
離島--ひなびた風情の漁村の風景 を期待してたが なかなかスケッチ意欲が湧くような風景は
みつからない。 スケッチの構図としてはなにか心をくすぐる何かがないとその気にならないものだ。



宿泊先から 車で数分下ると 八重根港がある。
昨日 車の中から垣間見た一瞬の風景が気になってここに来てみた。

島の西側なので風が強い、それで港のコンクリートの擁壁を背にして描くことにした。
港には 青ヶ島との定期便と思われるフェリーが停泊していたが この日は運行してなく
点検なのだろうかスタッフが操舵室のガラス越にこちらを見ている。

あのおっさん・・何する気だろうか・・・そんな視線を感じた。怪しげな行動にみえるには間違いない。
私の背中の裏には小さな機械室らしき建物があり ドアが半開きになっていた。
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海岸に沿って歩くと 右手には八丈富士がなだらかな曲線をたずさえている。
雪こそかぶらないが コニーデ型の火山形でありこの名があるのだろう。
手前に人家があるが 島の普通の人家の屋根は明るい灰色の波板で葺かれており
大半は平屋である。周囲に木立があって強い風から守っている。
この島に来たのであれば この山を描かずにはおれない、失礼にあたるだろう・・・
それにしても下からせりあがるこういう単独の山を描くのは難しいものだ。
遠近感を出すのが素人には難問である。4Bの鉛筆だけで下絵を描いているためもあって
ずんべらぼうの山肌の遠近感というのは至極困難であった。
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中之郷という地区から海側に入り組んだ道を下っていくとおっちょ浜の案内板が目にはいる。
乙千代をおっちょと呼ぶらしい。
そのまま急な道を下ると波しぶきの激しい海岸に出た。
八丈小島が遠くに見え 迫力のある風景があった。
風が強いので 車の中で描くことにした。
時折 波しぶきがフロントガラスまで飛んでくる。
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by zou337 | 2013-11-22 07:43 | 気ままにスケッチ | Comments(0)
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